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「人種差別映画」
$A Little his REDEMPTION.~season Ⅵ~-アメリカン・ヒストリーX
アメリカ1998年アメリカ制作アメリカ

出演
エドワード・ノートン
ファイトクラブインクレディブル・ハルク
イーサン・サプリー
アンストッパブル、バタフライ・エフェクト)

予告編


ハーケンクロイツあらすじハーケンクロイツ
90年代後半のアメリカ西海岸のロサンゼルスのベニスという地区にデレク(エドワード・ノートン)という男がいた。
彼はヒトラーを尊敬しており、白人至上主義に傾倒しており有色人種を忌み嫌っていて、ベニス地区のストリート・ギャングのボスの右腕としてネオナチスのように差別的で、そリスマ性を持った有能な人材だった。
その弟のダニーもまた兄の影響を強く受けており、白人至上主義に傾倒して有色人種をコケにしていて、兄貴を尊敬していた。

しかしある日の出来事により兄は黒人を殺してしまった為に、刑務所に投獄されてしまうのだった。
兄がいない中で、ギャングの中で徐々に頭角を成して行く弟のダニー。全ては尊敬する兄の影響だ。

そしてその兄がついに帰ってくる。刑期を終えた兄の帰りを楽しみにするダニー。
学校でも兄同様ヒトラーを讃える小論文を書き校長に呼び出された…。
そしてついにデレクが帰ってきた。しかしデレクには、昔のようなギャング的面影が垣間見られず、またダニーにギャングを抜ける事を示唆するのだった。
一体デレクに何があったのだろうか?
そしてデレクは何故白人至上主義に傾倒してしまったのだろうか?

2012年1月10日鑑賞

ハーケンクロイツ感想ハーケンクロイツ

またもIMDbを見ていて、「面白い映画ランキング」に自分が見た事無い映画が入っていたので、借りてきました。
しかもタイミングよく(凄く良くある事なのだが)TSUTAYAさんの発掘良品に本作が選ばれていて、安易に借りる事ができた。


監督はトニー・ケイと元々CM出身の人らしいのだが、本作以降有名映画を監督していないので、あまり論じる必要はないかもしれない、しかし本作の製作後期での編集作業で、主演であるエドワード・ノートンが編集をしたと異例の事態が起きたという話題もあり、それで映画監督に懲りたのかもしれない。

また本作のパワフルな演技でエドワード・ノートンはアカデミー賞男優賞にノミネートした。


クラックス・クラインが現代に蘇る。
「現代に蘇る」と謳ったものの、本作は今から10年以上も前の映画なのだが、そういうことは割愛してもらいたい。
本作は白人至上主義の青年の栄光と破滅を描いた。アメリカの消えない問題にぶつかった問題作だ。


ネオ・ナチ
そのめちゃめちゃな役柄をワンマン俳優として有名なエドワード・ノートンが演じている。
彼の演じる役柄がとてもえぐい。
DVDのジャケットを見てくれればわかるが、坊主であり、胸の心臓の部分にはヒトラーの指揮したナチスのマークを入れ墨している。
彼の部屋にはその旗が掲げられている。

そして映画内では、二つの世界が描かれている。
それはエドワード・ノートン演じるデレクがあることをして捕まって3年経った世界と、デレクが捕まる前のギャングとしての活動をしている話だ。
その後者の方が面白いことに白黒なのだ。
白人と黒人しか世界にはいないというデレクの片寄った見解を示したような、なかなか面白い構成。
しかしその前者の方がカラー描写なのを考えれば、自ずと観客は映画の方向性を知る事になる。


兄になろうとする弟。
本作はデレクという怪物(?)が主役のようにも思えるが、弟のダニーも大事な存在だ。
捕まった兄を敬愛しており、兄のような人間になろうと兄がいない間有能なストリート・ギャング兼白人至上主義に傾倒している。
そんな彼がついに兄に再会するのだ。
物語は弟のダニーの視点で描かれる。
その「差別」を信仰している主人公の視点を通して、それが本当に正義なのか?をデレクの成長をダニーを通して見る事で観客に訴えているわけだ。
またダニーを演じたのが面白い事に『ターミネーター2』のジョン・コナーなのが面白い。また彼は世界を救う命運を背中に背負っているのかもしれない、しかし…。



エドワード・ノートンの怪演
本作の優れている所は、やはり荒唐無稽とも思える役柄をパワフルに演じたエドワード・ノートン。
そして成長して真実に気がついて常人になりながら苦悩して問題を解決しようとするエドワード・ノートンの繊細な演技。
はたまた父親とのさりげない会話で見せる幼さなどの、エドワード・ノートンの素晴らしい演技もだが、それが納得できる程、デレクの設定も優れている。

そもそもデレクが差別者になった理由は、人命救助をしていた父が救ったはずの人、しかも黒人に殺害されたことが引き金になるのだが、映画終盤では更に衝撃なことい父親自身がデレクに「黒人は異常者」だと諭すシーンもあるのだ。
つまりその『差別意識』は根強く過去から続いているのを示している。
デレクは異常者ではなく、アメリカの知られざる歴史を体現しているに過ぎないのだ。

しかしデレクは人間として有能過ぎた。(俳優としても)
本作で特にエドワード・ノートンがやばいのは、父を亡くした母親が、男友達と家族でご飯を食べるシーンで、些細な事で差別についての議論が出た際、激情したデレクが延々と差別を語る所だ。(違ったかな?)
そこでのエドワード・ノートンの演技はやばい。とても長い台詞をガンガン喋り続け、それはあたかもヒトラー。そして家族を傷つけながらその男友達を追い出してしまうのだ。
そのシーンでのダニーもなかなか良いわけだが、この演技を見れば誰しも戦慄を感じるだろう。

しかし同時にノートン自身の暴れ馬ぶりも感じさせ2011年現在のヒット作に恵まれない状況がよくわかる。

そのデレクを救ったのが、白人至上主義を利用したストリート・ギャングだった。
デレクはそこでカリスマ性を披露するのだが、むしろ彼は利用されているに過ぎなかった。
低能なチンピラたちをデレクは従順なアーミーに変え、ギャングは拡大していく。
だが暴走したデレクは父親の形見を傷つけられたため枷が外れてしまい、ついに逮捕されてしまうのだった。



全てを失うデレク
デレクを待っていたのは犯罪の巣窟の刑務所だった。
そこでも白人グループと過ごしていた彼は、自分のリーダーが他の人種に頭を下げているのに腹を立てる。
しかしそんな彼を白人が地獄に陥れるのだった。
デレクはケツを掘られるのだった。

デレクのケツの穴を多くの囚人が狙う中、デレクは覚悟したが、デレクはそれ以上狙われなかった。

そうだ。デレクは誰かに救われたのだ。
それは勿論あれだ。


刑務所映画というのは結構見慣れてきたが、ここでの描写は男としてはかなりショッキング。

まぁー納得のいくシークエンスではあるが、ちょっと距離を置くと笑えたりもする。(笑)

その実情を弟に語るデレクは、ダニーを真っ当な人間にするべく奔走するのだが…。



衝撃のラスト。
本作は個人的には「希望」を描いているように思えた。
人種差別主義者の主人公が、それよりも大事なことを知り、真っ当に生きようとし、全てを再生させ偏見を無くし、豊かに生きようと。
弟もその真実を知り、兄と共に家族を支えて生きようと。

だがしかし映画のラストはそれを全てを打ち砕いた。

考えてみればデレクは影響のされやすい人間で有能ではあるもののかなりブレブレなキャラクターだった。
最後の最後でデレクは、家族を養う決意をするのだが、映画は、いやアメリカの歴史はそれを許さなかった。

デレク自身が死ぬならまだしも…。

という件で、このままではデレクはまた差別に傾倒していくのではないだろうか?と疑問視されるラストになってしまっている。
本作は一体何を描きたくて、何を伝えたかったのか?本作の極論は一体なんだったのだろうか?
「人と人は判り合えず、ずっと殺し合いを続ける」
とでも言いたかったのだろうか?本作が少なからず「わかりあえる」と2時間以上描いていたのではないか?と思っていた自分としてはラストシーンには疑問を抱いた。
それがまたアメリカの社会問題を描いているのに対して、その希望を否定したところが、やはり否めない。
この映画が良く出来ているからこそ、せめて希望を示して欲しかった。

しかし意味深に最後にアブラハム・リンカーンの言葉が出るのだ。

我々は敵ではなく友人である。
敵になるな。
激情におぼれて・・愛情の絆を断ち切るな
仲良き時代の記憶をたぐりよせれば・・・
よき友になれる日は再び巡ってくる

ちなみにダニーが書いたレポートの引用らしい。
それにしてもこの言葉は距離があるだろう。

映画全体はもしかしたらダニーのレポートという意味合いなのかもしれない。
タイトル自体もダニーが校長に呼びつけられて、やることになった課題なわけで、兄の話を聞いて感化されたダニーのレポートの映像化という枠組みでもなんらおかしくない。


メモ得点メモ

8

ラストシーンが微妙。
伏線の広い方がちょっとえぐいのと「殺せばいいもんじゃない。」という言葉が頭に浮かんだ。
そこへの戦いをして、解決策示そうとするのが、本当の意義のある事ではないか?とラストシーンには疑問を覚えた。
だってクソがつく程バッドエンドだし、デレクもかなり可哀想だし。
アメリカンニューシネマか!!?

しかしスンゲー面白かったのでオススメ。エドワード・ノートンすげーし。

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$A Little his REDEMPTION.~season Ⅵ~-アメリカン・ヒストリーX
アメリカ1998年アメリカ制作アメリカ

アメリカン・ヒストリーX [DVD]991円


アメリカン・ヒストリーX [Blu-ray]1671円

映像特典では、デレクのボスのギャングの主催者の小物っぷりが強調されている。いやアイツマジで小物。

また本作は正直、ジャケットが損をしている。かなりインパクトがあって難度が高そうな内容に思えるがアメリカの根源にある人種差別に挑んだ素晴らしい映画。一応貧民街の物語でもある。
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